ああ
今日もいつもの月曜日か
月曜日はいつも8時45分から清掃があるから早く出ないとな。
そう、
心の中で思いながら、
足早に家を出て、電車に乗り込んだ。
もう、この見慣れた風景とともに会社に向かうのも
新鮮さがない。
ただ、乗り合わせた人々が違うだけで、
本当にいつもと変わらない月曜日の朝だった。
今日から一週間の予定を思い描きながら、目をつぶっていた。
「ガタガタガタ」
ふと、肩に重みを感じた。
気が付くと、となりで人が倒れている。
満員電車だから、皆、よくある事かと気にも止めない。
しかし、その男性は立ち上がることなく、
うずくまったままだった。
大丈夫ですか?
と声をかけた。
はい
と、彼は泣きながら答えた。
新入社員ぐらいの年齢だろうか。
スーツとネクタイが真新しい。
よくよく、
表情をみると、顔が青白い。
なぜだか僕もわからないが、
気づけば彼を引き連れて、電車を降りていた。
大丈夫ですか?
と再度声をかけた。
はい
その声は、さっきよりも力がなく、
涙も、頬を伝うのが見えるほどになっていた。
ああ
僕自身もこんなことがあったな。
何もかもが、不安で、
どうしようもなくなることもあった。
ネクタイをしめ、ドアを開けると、
空気の濃度が薄く感じることもあった。
人の波に、自分が消えてしまいそうで怖かった。
僕は、彼に、僕自身を重ねてしまっていた。
幸い、すぐに彼は立ち上がり、
そそくさとホームを去って行った。
「ありがとうございました。」
彼の言葉が、今でも胸にひっかかっている。
清掃の時間には間に合わないな。
でも、心は洗われた気がした。
と、物語風に書いた先週の月曜日の朝のできごと。
さてさて、
いいことをすると自分に返ってくると、言いますが、
その日の夕方、
本当にいいことがありまして。
とっくに忘れていた
「音楽に触れる」
という機会を、僕の隣の席のお姉さまから頂きました。
かなり、よかったです。
ありがとうございました。
それでは、今日はここまで。
では、また。
今日のBGM:BOOWY / DREAMIN'
今日もいつもの月曜日か
月曜日はいつも8時45分から清掃があるから早く出ないとな。
そう、
心の中で思いながら、
足早に家を出て、電車に乗り込んだ。
もう、この見慣れた風景とともに会社に向かうのも
新鮮さがない。
ただ、乗り合わせた人々が違うだけで、
本当にいつもと変わらない月曜日の朝だった。
今日から一週間の予定を思い描きながら、目をつぶっていた。
「ガタガタガタ」
ふと、肩に重みを感じた。
気が付くと、となりで人が倒れている。
満員電車だから、皆、よくある事かと気にも止めない。
しかし、その男性は立ち上がることなく、
うずくまったままだった。
大丈夫ですか?
と声をかけた。
はい
と、彼は泣きながら答えた。
新入社員ぐらいの年齢だろうか。
スーツとネクタイが真新しい。
よくよく、
表情をみると、顔が青白い。
なぜだか僕もわからないが、
気づけば彼を引き連れて、電車を降りていた。
大丈夫ですか?
と再度声をかけた。
はい
その声は、さっきよりも力がなく、
涙も、頬を伝うのが見えるほどになっていた。
ああ
僕自身もこんなことがあったな。
何もかもが、不安で、
どうしようもなくなることもあった。
ネクタイをしめ、ドアを開けると、
空気の濃度が薄く感じることもあった。
人の波に、自分が消えてしまいそうで怖かった。
僕は、彼に、僕自身を重ねてしまっていた。
幸い、すぐに彼は立ち上がり、
そそくさとホームを去って行った。
「ありがとうございました。」
彼の言葉が、今でも胸にひっかかっている。
清掃の時間には間に合わないな。
でも、心は洗われた気がした。
と、物語風に書いた先週の月曜日の朝のできごと。
さてさて、
いいことをすると自分に返ってくると、言いますが、
その日の夕方、
本当にいいことがありまして。
とっくに忘れていた
「音楽に触れる」
という機会を、僕の隣の席のお姉さまから頂きました。
かなり、よかったです。
ありがとうございました。
それでは、今日はここまで。
では、また。
今日のBGM:BOOWY / DREAMIN'