上の写真は私が高校時代の頃、販売されていた自転車だ。
もう36年くらい前のものだ。残念ながら製造していたメーカーは今は無い。
中古で入手し、レストアを施した。
手に入れた頃はサビと汚れが酷い状態で、普通の人から見れば
粗大ゴミに近いレベルだと思う。
これをコツコツと汚れを落とし、磨き、劣化したゴム等は
同じ規格の部品を捜し装着する。
もちろんオリジナルに拘りすぎると高価なものになってしまうが、
それは私の流儀ではないから現在入手できるもので
常識的な価格のものでセレクトする。
こんな作業だが、いろいろと学ぶ事や得られるものも多い。
当時の時背景を調べているうちに当時は気付かなかったことが
今になって分ったり、ネットで同好の仲間が出来たり、等々。
中には手持ちの部品を活用できればと送ってくださる方もいらっしゃる。
ひとつの趣味が繋ぐ普段では有り得ない繋がり。
こんな自転車に跨がりながら、同好の仲間たちと週末を過ごすのは楽しい。
仕事に熱中するだけでなく、趣味でも熱中する。
私なりの言ってみればもうひとつの「労働力の再生産」の方法だ。
趣味が仕事でのスランプや気持ちの落ち込みを救ってくれたことがなんと多い事か、
改めてそう思う。