バンクーバー

text by 赤様

さあ、いよいよ開幕ツ!
待ちに待ったバンクーバーオリンピックの開幕です。
開会式は日本時間の明日(13日)の朝ですが、
それよりも早く、今日深夜のジャンプ競技から、戦いの火蓋が切られます。

今回のオリンピックは時差の関係で、
日本時間の深夜から翌日午前中にかけて競技が行われるため、
テレビ観戦には最も辛い時間帯です(泣)。
ですが、スポーツに命を懸ける僕としては、
やはり見逃すワケにはいきません!
(と言いつつ、テレビをつけたママ夢のなか・・・なんてことになりそう)

さて、競技の方は、
メダルが期待されるフィギュアスケートの男女のシングルや、
人気のある女子カーリングなどの前評判が高いようですね。

そこで、僕が注目する選手をあげてみました。
女子モーグルの上村愛子、スピードスケートの岡崎朋美、
フィギュアスケート・ペアの川口悠子の3人です。

まず上村愛子選手。
長野五輪以来、笑顔が素敵な選手として人気がありましたが、
2007~2008年シーズンにワールドカップチャンピオンになり、
2009年世界選手権でも世界チャンピオンに輝き、
今や、実力も全世界が認めるほどの選手になりました。

ヤンネ・ラハテラというフィンランド人が2006年からコーチになり、
飛躍的に成績があがりました。
元モーグルの金メダリストでもあった彼の指導が、
彼女を花開かせたのでしょう。

でも、それと相反するのが彼女の人間性。
彼女のブログを読めばわかりますが、
心が澄んでいて、飾ることなく等身大で、
勝敗を争っている選手ということを感じさせません。
どうしてこんな人が世界で戦えるのか不思議に思えてきます。
おそらく競技への一途さがここまで彼女を成長させたのでしょう。
応援したくなる選手のひとりです。

次に岡崎朋美選手。
この競技では、20代中盤で辞めてしまう選手が多いなか、
とにかくあの年齢(現在38歳)まで競技を続けていることがすごいです。
しかも今だに世界で10位以内をずっとキープし続け、
調子の良いときは表彰台にもあがります。
今でも若い選手以上の練習量があり、その姿勢には、ただただ脱帽。
ぜひとも完全燃焼してほしいです。

続いて川口悠子選手。
この選手は、みなさんご存知ないでしょう。
フィギュアスケートのペアにロシア代表として出場する選手です。

彼女は、98年の長野五輪で観た、あるロシア選手の演技に感動して、
そのコーチの下で指導を受けたいと、弟子入りを志願しました。
一度は断られますが、何度も手紙を送り続けてそのコーチに弟子入りを果たし
単身ロシアに渡りました。
途中、シングルからペアに転向したり、
ペアとなる選手を代えたりして紆余曲折がありましたが、
極寒の地で精進すること約10年、ついにロシア選手権のペアの部で優勝し、
昨年ロシア国籍を取得したこともあって、今回の五輪の切符をつかんだ苦労人です。

フィギュアスケートのペアは、ロシアが12大会連続で金メダルをとっています。
ロシアにはその伝統やノウハウがあるのです。
そこで勝ち抜いてきた彼女には、日本代表として出場する選手とは違った
フィギュアスケートの素晴らしさ、奥深さが備わっているのでしょう。

はたして、彼女のこれまでの努力が実を結ぶのか。
一切を捨てて、自身の全てをスケートにささげる、
こんな情熱のある選手を応援せずにはいられません。
ぜひとも注目して欲しい選手のひとりです。

オリンピックの見所を探すとキリがないのですが、
でも、やはり個人的には、札幌や白馬まで観戦にいくほど大好きな、
ジャンプ競技を中心に観戦することになるでしょう。
また、寝不足の日々が続きます・・・。

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このブログ記事について

このページは、cforceが2010年2月12日 09:00に書いたブログ記事です。

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