先日、実家に帰った時
父「ジルは最近どんな本読んでるの?」
ジル「今読んでるのはねぇ・・・」
ガサゴソ・・・鞄の中の、読みかけの本を捜索していると
父「お父さんはコレ読んでるんだよ」
ジル「あった!アタシはコレです。」
父・ジル「あっ・・・。同じのだ・・・。」
2人が手にしていたのは
『夜は短し歩けよ乙女』森見富美彦・著
でした。
離れて暮らしていても、親子です。
なんかジルの後ろの席の双子よりシンクロ率高いかも。
しかし、この本くせ者です。
私の頭の中の妄想がエンストしそうになります。
現実っぽさと非現実とがごっちゃまぜで
どんな心持ちで挑めばいいのか解らないんです。
普段本を読んでいる時は、私の頭の中は実写です。
もちろん『夜は短し歩けよ乙女』も最初は実写だったんです。
しかし、内容が(世界観が?)あまりにもぶっ飛んでいるので
気づいたらオールアニメーションですよ!
アニメにしなきゃ、やってられない!
まぁ、それもまた結構楽しいんですけど・・・。
もちろんへなちょこ男子も登場しますし。
天狗も出てきます。
神様も出てきます。
やりたい放題です。
「もう、ホントに・・・」なんて言いつつ、読むのは止めず。
振り回されっぱなしです。
そうです、Mなんです。
楽しいんです。
しかし私はいいとして、還暦を過ぎた父はついていけているのでしょうか?
本を読みながら故郷の父を想う、少しだけ感慨深いジルでした。