二回目の登場です、ジルです。
最近の週末は出かけてばかりで楽しいんだけど疲れてます。
今週末は家から一歩も出ないことを誓います、タバコ買いだめします。
前回読書が趣味と書きましたが家ではあまり本は読みません、もっぱら電車の中です。
ゆえにハードカバーでなく俄然文庫派。話題の本は基本1〜2年後に読みます。
遅いときは3〜4年、文庫になった日がその本の発売日だと思ってます!
なんやかんやで、今回は私の心の中のランキング今年度(暫定)第1位の文庫を紹介いたします。
『きいろいゾウ』西加奈子著です
この本の魅力は、登場人物です。
文章がいいとか、表現が美しいとかそんなんじゃなくて、出ている人がいいんです、総じて魅力的。
女も男も子供もじいちゃんもノラ犬もみんなです。
まぁそんな中でも群を抜いて魅力をまき散らすのが大地くん(9歳)。
初恋相手にちゃんと気持ちを伝える術を持った男の子。
毎日いろんな事を考えてて、ナイーブなんだけど実は情熱的。
大人みたいだなぁなんて思ってると急に子供らしくなったりして。
恋のライバルとクールに接することができるし、外国のチーズの種類に詳しいし、
大人でもあんなデキタ人なかなかいないよ。
大地くんLOVE。
この『きいろいゾウ』を貸した「我が輩はIP Grである」先輩も、今じゃ大地くんにメロメロです。
てな感じで魅力的な大地くんなんですよぅ・・・いや、魅力的な本なんですよ!
ちなみに大地くんは脇役で、話の中心は妻のツマと夫のムコの夫婦です。
もちろん二人もとても素敵な人たちです。
このブログを読んで大地くんに会いたくなった人は、ぜひお近くの書店かDTP Grジル席までお越し下さい。