車内トラブル、しゃーない?

先日のこと。
朝の出勤時、最寄り駅のお茶の水に着いた。
このところ新年度ということもあり、
毎年のことだけど、車内はかなりの混雑だった。
お茶の水の駅は各駅停車の総武線緩行と中央線快速が
同じ方向に進み、乗り換えが同じホームのため、改札へ向かう人と
快速あるいは緩行線に乗り換える人で、ホームの上は相当な混雑になるんですね。
そんな状況だから、私が乗ってくる緩行線から降りる人も
ドアが開くとかなりの勢いで車内から外へ出ようとする人で
入り口付近は戦場と化すんです。
最近は降りる人も声をかけることも少なくなって、
無言で人に体当たりして、平気な顔でいる人も多いようです。
そんな中で事件が起きました。
中年の男性が強引に若い男性に体当たりして降りようとしたところ、
それに怒った若者が殴りかかったのです。
私の目の前で。
降りる人で混雑する車内で、なんたること!
というわけで、その状況に降りられない私は
二人の間に挟まって、「止めなさい」と制止しました。
その甲斐あって、すぐに騒ぎは収まったのですが、
後で考えると、関係ない私も下手をするとケンカの当事者になったかも、
と思いました。
幸い、その二人はそこでケンカが終わりましたが
気の済まない人なら、そもそものケンカ相手ではない私に
その攻撃の的を変えるかも知れないと言うことです。

暑い夏の季節も、こんなことはよく起こるんですよね。
冷房が効いていても、人と人が密着している中で
やれぶつかっただの寄りかかっているだのと、難癖を付ける
輩というものはいるもので、暑いから不快指数も上がるだろうけど、
その不快感のやり場を人に向けられるのは、迷惑な話ですよ。

時折電車が遅れ、構内放送を聴いていると、
「お客さま同士の車内トラブルのため」という理由が
告げられることがあります。

いったい何なんでしょうか。

個人的な、本当に個人的な下らないことで
電車を止めていいんですか、なんて、こっちも不愉快になってきますね。

偉そうなことを言っても所詮人間も動物なんですね。
独身の頃ですが、一人住まいだったとき、ふとこんなことが
頭に浮かんだんです。
「そうか、ボクのいる半径10m以内には誰かがいるんだ」って。
一人住まいですよ。でも都会の中ではそれが事実だということ。

人と人との間にはやっぱり適度な距離が必要なんでしょうね。
朝の満員電車というのは、毎日見慣れた光景なんですが、
実は精神衛生上、非常に良くない状況なんだと
改めて思い知らされた出来事でした。

ついでに。
「今の若者はキレ易い」なんていうけど、
キレ易いのは若者だけじゃないんですよ。くれぐれもご注意を。

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このページは、cforceが2008年4月14日 09:00に書いたブログ記事です。

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