このところ自転車ネタで続いているが、
今回も自転車ネタでいこうと思う。
最近、書店で見かける自転車関連の本が多いことに気付いた。
自転車のある生活をテーマにしたものが目立つようで、
ひと頃のようにマウンテンバイクやロードレーサーが中心の
多少レーシーな内容とは一線を画しているように思う。
その中でもとりわけ目立つのが「ミニベロ」だ。
前にこのブログでも書いたけど、ミニベロとは
車輪の小さな自転車の総称である。
実は私もこのミニベロのスタイルのファニーさに注目したのは、
今から二十数年前になる。
で、衝動的に欲しくなって、その当時住んでいた神奈川の工房で
オーダーメイドのミニベロを作ったのが、写真のものだ。
当時は総クロームメッキのフレームに、フロントキャリアを付けて
ランドナー的な乗り方で使用していた。
今は、メッキは錆が出やすいのがわかって、
ブルーメタリックの塗装をした状態で乗っている。
この手のミニベロはフレームの形状も多様化して、
アレックス・モールトンのようなかなり独創的な構造のものも含めると
かなりのバリエーションが出ているようだ。
因みに写真のようなフレーム形状は「ダイヤモンド型」という。
以前金妻さんが書いていた「GIOS」もこのタイプである。
気軽に乗れる自転車ながら、更に気軽に乗れるサイクリング車でもある。
また、街乗りに似合うような気もしている。だから人気なんだろうね。
このところのガソリンの高騰、地球温暖化なんてことを考えると
自転車は確かにこれらの問題に貢献するんじゃないかな。
増して運動不足の私などのような人間には、
手軽に汗をかける、それでいて楽しめる道具になる。
自転車が人気で結構なことだけど、ひとつ気になるのは、
自転車を乗るときのルールとマナーの低下である。
どんなジャンルでもそうだけど、「○○人口」が増えると
その増加に比例して、ルールやマナーを無視した輩が出てくるものだ。
歩道を歩いていても、自動車以上に怖いのは、
わがもの顔で疾走してくる無謀な自転車だ。
なまじ歩道を走れるから、非常に怖い。
前にもここで書いたけど、自転車は立派な車輌である。
車道が危険だから、歩道を走れるように認められているだけの話。
本来は車道を走るべき乗り物だということを再認識すべきだろう。
自転車はルールを守って、楽しく乗りたいものだ。