やらせ番組で思うこと

みなさんもご存じかと思うが、
某テレビ番組制作会社のいい加減な取材で事実と違う内容が放送された件だ。
それはそれで問題なのだが、もっと問題になりそうなのは
その中で採りあげられた納豆が、その後のニュースや
バラエティ情報番組の中での扱いが、あたかも悪者になるんじゃないか
という危険をはらんでいるのがとても気になる。
それにしてもこの手のヤラセ問題は忘れた頃にやってきて
なかなか後を絶たないようで。
番組をつくるうえで、演出というのは不可欠だろう。
しかしそれを超えた、しかも無いことを作ってしまうのは、
あのような番組では有ってはならない事だ。
少し前に「かいわれ」が風評被害に遭ったことが有った。
下手をすると納豆も何も悪くないのに悪者にされるんじゃないかと
心配だ。
ボクが一番危惧しているのは、実は納豆のことではなくて
このような流れの中で事実がねじ曲げられて解釈されることや、
その場の雰囲気が思わしくない方向に何となく向かってしまうのではないか
という危険があるところだ。
マスコミの情報の扱い方は、注意を要するとも思う。
また、受け手の側にも(我々視聴者のこと)問題はあるけど。
ここで仮に。あくまで仮にだ。誰かが(それなりの学識者で知名度があるとして)
「□□には○○効果はない」と言ったとしても、それがそのまま
世間に浸透するかどうかは甚だ怪しい。気が付いたらいつのまにか
「○○効果はない」という表現は、言い換えればマイナス表現である。
あるAの効果は実際無くても、Bの効果はある、としても、
Aの効果がない=ダメという印象が一人歩きして、
これから転じていつの間にやら「□□はダメ」という
おかしな図式ができあがってしまう傾向がある気がする。
そもそも、放送直後に、店頭から納豆が消えたこと自体、
危ない現象だと思う。

ところで。どっちにしてもボクは納豆が大好きだ。
やせる効果が有ろうが無かろうが、これからも食べ続けるだろう。
朝晩ではないけどね。

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このページは、cforceが2007年1月29日 09:00に書いたブログ記事です。

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