今回はデザインの中の「レイアウト」です。
私が思う(教わった?)「レイアウト」とは
「要素を排除していく。」です。
きちんと並べるとか、揃えるとか、見やすくするとかよりも
まずは、不要なものを外していくこと。
最初にこの要素は「本当にいるのか?」「これで足りてるか?」「これで分かるか?」と
まず情報整理することでこの後の仕上がりがグッと良くなります。
それらの要素を元にレイアウトしていくことになります。
(注)ある意味、情報を詰め込む見せ方も正しく、
ポイントを絞り伝えたいことを明確にすることも正しい。
最終的に見る人・使う人に「しっかりと伝わる」内容になっているかどうかです。
※「おっと、何を伝えるかを明確にしておくことも必要でしたね」
私たちデザイナーは、クライアントの要望の先を見た提案を行っています。
〜レイアウトの話から少しそれましたが〜
レイアウトの中で次に大事なのは「要素の大きさ」です。
大きければ目立ちますが =「伝わる・分かる」にはなりません。
小さいほうが「伝わる」見せ方もよくあります。
それら要素のサイズには全て必ず意味が伴います。
適正サイズの要素を「どこに」配置していくか
ここからが「レイアウト」の見せ所です。
要素の中には、写真やイラスト、テキストやロゴマークから必要な余白まで
それらを組み合わせてレイアウトされたものは、見やすくて分かりやすく
どんな情報量も見る人に届けることが可能になります。
レイアウトとは、そんな素晴らしい作業です。
作業のひとつである「レイアウト」ですが
どんな誌面やビジュアルも、1回で上手くいくことはありません。
何度もなんども、情報整理から要素の大きさとそれら一つ一つの配置へ
無限の組み合わせです。作業は一歩行って二歩下がるの繰り返しです。
極端な例としてあげるならば「0.1mm」の違いで印象が変わってしまうということです。
ではでは、この辺で。