テレビの時代は終わったのか

text by 赤様

先日発表された、電通「日本の広告費」によると、
ネット広告の規模がテレビ広告を上回ったのだそうだ。

僕の友人にも、
テレビをほとんど見ない人や、
テレビを捨ててしまった人など、
必要性を感じない人が少なからずいる。

でも、それらの人が、
映像系のコンテンツを全く見ないかというと、
そうではなく、
ネット配信や動画サイトは見るという。

見たい時に見れる時間や場所を問わないことや、
家具のような大きな画面は必要ない、
という意見はとても理解できる。

でも僕が気にしているのは、
テレビじゃなくても楽しいコンテンツを、
独自に生み出せるようになってきたということだ。

有名人が自ら企画したものを配信し、
評判を呼んでいるのをみると、とても面白い。
よく芸能人の話しで、
楽屋や飲み屋の光景が最も面白いというのは、
もう関係者でなくても知っていて、
それをコンテンツ化されると、
ちょっと反則技とも思えたりする。

また一般人でも、
独自に面白いことをどんどん追求していく人が増え、
お金や人をかけなくても、
楽しいことを提供できることを理解し始めたのだと思う。

それに対してテレビは、
多くの人が関わりすぎていて、
企画が公約数的なところにおさまって、
カドが取れてしまったのだろうか。
それとも、
マスになり過ぎたために、
多くの人のウケを狙った結果、
無難なものになってしまったのだろうか。

同じような時間帯には、
違う放送局が同じような番組をたてているのも、
あながち違わないと思われる。

多様化が進むことはいいことだ。
だが学校や職場で、
「昨日のあの番組見た?」という会話は、
数年後には、もしかしたら無くなるのかもしれない。



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このページは、cmemberが2020年4月17日 09:00に書いたブログ記事です。

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