アカデミー賞について

おはようございます。たまごです。
先日、今年のアカデミー賞の受賞が発表されましたね。

第92回アカデミー賞特集2020 | Academy Awards 2020 - Yahoo!映画
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ノミネート一覧 | Academy Awards 2020 - Yahoo!映画
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前回の記事とは違い、受賞に基づいてではなく、ノミネートされた作品のなかで私が見たものをピックアップして、レビューではなくただの感想を書きたいと思います。

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
ハリウッド大物俳優・女優の共演作。クエンティン・タランティーノ監督の作品を見るのはこれが初めてなのですが、彼の作品は、彼がやりたいことや好きだと思うことを好きなだけ、存分に撮る描写や、表現が多いようなんですね。
私はそれを知らずに、純粋に、大物俳優の共演というところに興味をそそられて見に行ったため、どの彼独特の表現にわりと驚きを覚えました。ラスト手前の展開なんて、ぶっちゃっけ、やや引き気味で見ました。でも、次第に驚きいた気持ちが落ち着いていくと、一周まわってなんだか痛快に思えたのが不思議(笑)。ブラッド・ピットは、役柄がサマになっていてかっこよかったです。レオナルド・ディカプリオは演じた役柄が面白くてツボでした...途中で、女優(子役)との会話のやり取りがあるのですが、そのシーンが特にツボです。シャロンを演じるマーゴット・ロビーもかわいかった...。良いラストでした。
ちなみに、この作品を見るにあたっては、「シャロン・テート殺人事件」「ブルース・リー」の知識が必須です。それがなければ、おそらく私は、まったく訳がわからないまま、低評価をつけてしまっていたことだと思います。予備知識を得たあとは、このタイトルの意味もわかって、監督はこれがやりたかったんだな~と納得しました。

 

「JOKER」
バットマンの宿敵・ジョーカー誕生のストーリーを描いた本作。私はDCコミックの映画作品を全く観たことがなかったのですが(バットマンシリーズでさえも!)、本作の前評判が高かったことと、アカデミー賞獲るのではという話を耳にして、慌てて、まずは「ダークナイト」を事前に鑑賞してから臨みました。
とにかく、ホアキン・フェニックスの演技が圧巻でした。すごい。主演男優賞の受賞も納得!の一言です。
ストーリーは成るべくしてジョーカーに成ったのだなと納得してしまうほどに、アーサーの身の上が不憫で...。
自分が存在しているのかと自問自答する暗澹たる日々が、ジョーカーとしての覚醒によって、自身の存在を確立していくさま...ゴッサム・シティで不満を募らせた民衆を焚きつけるさまは、切なくも、まさしく悪のカリスマと称するに相応しい。日常においてそう味わうことのないほど、何が善で何が悪なのか、自身の倫理観を揺さぶられました。前評判の高さに見合うどころか、それを超えて余りあるほどの破壊力がある作品でした。

 

「マリッジ・ストーリー」

シリアスと笑える場面の緩急が良いバランスで、ストーリーがとても良かったです。泣けました...。スカーレット・ヨハンソン、アダム・ドライバーの演技がどちらも輝いてました。個人的には、スカーレット・ヨハンソンの衣装チェンジ多かったのも、楽しめたポイントです。見るごとにときめいていました。同じ主題の作品で、アカデミー賞受賞作品の「クレイマー・クレイマー」を、この「マリッジ・ストーリー」鑑賞後に自宅で観ましたが、そちらもおすすめです。

 

「フォードVSフェラーリ」

まず、車を走らせる場面の迫力がすごかった!IMAXで鑑賞したので、より疾走感を体感できたと思います。疾走感がたまらなく好きな私は、それだけでとても興奮しました。あまりの迫力だったので、シェルビーの車に乗せられた社長の気持ちにシンクロしかけたぐらい。この作品は、タイトルにある通りフォード社とフェラーリ社の、史実に基づく話ですが...実力だけでレースの勝利を収められたらどんなにか良いかと思うけど、現実は厳しいなぁと思いました。ラストは切ないながら、主人公同士の絆を感じられ、2時間半という長めの尺ながら、さほど飽きもなく楽しめたことも良かったです。

 

「ジョジョ・ラビット」

監督・脚本のみならず、役者としても本領を発揮するタイカ・ワイティティの多才さを存分に感じる作品でした。ユダヤ系のタイカ・ワイティティ監督が手掛けるからこそ、意味があるのではないかなと思いました。風刺が利いてるけど、ストーリーが良いので、嫌な感じにはならないどころか、胸を打たれる場面ばかりでした。タイカ・ワイティティが演じるヒトラーのインパクトの強さがすごいです(笑)。

本作にもスカーレット・ヨハンソンが出演しているのですが、これまた良い演技かつ良い役柄で...。戦時中にも関わらず、ファッショナブルな恰好で登場していたのが印象的でした。サム・ロックウェルや、ジョジョとジョジョの友達役の子など、キャストの演技も神がかってました。

 

今後、日本で公開予定の作品(アカデミー賞ノミネート作品)のなかでは 「1917 命をかけた伝令」と「ストーリー・オブ・マイ・ライフ 私の若草物語」は見に行くつもりでいるので、いまから楽しみです!
以上、たまごでした。

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このページは、cmemberが2020年2月12日 09:00に書いたブログ記事です。

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