デューク

先日、懸賞マニアの友人と新宿でご飯を食べていると
おもむろに友人がカバンから茶封筒を取り出し、
「実はこんなものが当たりまして...」
と、差し出したのは川崎市民ミュージアムで開催されている
「ビッグコミック50周年展」の招待券とチラシでした。
まさか当たるとは思っていなかったそうで、よかったらそのうち一緒に行きませんか?
という話になりました。

しかしその日は特に何をするぞ~!とも決めていなかったので
思い立ったが吉日で電車を乗り継ぎ、急遽川崎まで行ってみることに。
マッチ棒は昨年まで川崎に住んでいたのでなんとなくなつかしい気持ちになりながら
(沿線てそれぞれ独特の雰囲気ってありますよね、あの感じです)
駅から歩いて15分ほどで等々力緑地公園に到着。
(川崎市民ミュージアムはこの広い公園内にあります)

その日は暖かく快晴だったということもあって
公園内では川崎フロンターレの試合やジュニアスポーツの試合などが
行われていて、大盛り上がり。
そんな熱いゾーンを抜けて川崎市民ミュージアムへ到着。

外入り口.jpg

室内入り口.jpg


入ってすぐに石ノ森章太郎先生の「佐武と市捕物控」の原画や、さいとうたかを先生の
「捜し屋禿鷹登場!!」の原画が飾ってありました。

さいとうたかを先生.jpg

石ノ森章太郎先生.jpg

近くにいた女性スタッフの方に
「お写真を撮っても大丈夫でしょうか...?」と尋ねると、
「どの原画も貴重なものばかりなので、是非写真に収めてください!」
と笑顔でおっしゃっていただき、友人とマッチ棒、興奮気味に何枚も激写。
(普段は権利の関係で日の目を見ることが殆どないらしく、本当に貴重とのこと)

女性スタッフの方はさいとうたかを先生の大ファンで
(ゴルゴ13女子、通称・ゴル女というのだそう)
色々と解説してくださいました。

近年は劇画というジャンル自体が縮小傾向にあり、
この緻密な絵のタッチはどんどん見られなくなるかもしれない、ということ、
印刷ではわからない、本物の手書き原稿ならではのベタ塗りの微妙なムラや
線の一本一本の微妙な違いを楽しんで欲しい!などなど。

「最近の漫画で描かれる人気な若い男性って細身の美少年が多いでしょう?
でも私たちはさいとうたかを先生が描く男性像にすごくセクシーさを感じるんです。
私たちにとってはゴルゴこそ中性的な存在ですね」

と、女性スタッフの方が仰るので思わずため息。

なるほど、その境地には全く足してない若輩者です!!!すみません!!!
(友人と一緒に心の中で土下座)

「男性はゴルゴの生き方に惹かれていて、女性はゴルゴのビジュアルに惹かれている、感じですか...?」

と友人が尋ねると、そう!そうなんです!と女性スタッフの方と大盛り上がり。
他にもゴルゴがブリーフ派の理由、レセプションパーティーにいらっしゃった
さいとうたかを先生ご本人の様子など色々と教えていただきました。
(振り返れば濃ゆい内容ですね...)

最近はゴルゴ31、日本を飛び出してアジア圏の女性にも人気があるそう。

たくさんの人に見て欲しい!知って欲しい!とのことでぜひSNSにもあげてくださいと
女性スタッフの方におっしゃっていただき、写真もたくさん撮ってきました。

過去紙.jpg

01.jpg

02.jpg

こうした原画は数年後には全部データ化する、というお話も少し聞きました。
将来こうしたアナログで描く漫画がなくなったら、
原画という概念自体なくなってしまうのかもしれません。
(それは寂しい感じもしますが)
でもマッチ棒はたぶんこれからも漫画ってもの自体は
楽しいからなくならない気がするし、自身読みつづけてるだろうな~
って思います。好きなものって中々やめられないですよね。


マッチ棒

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このブログ記事について

このページは、cmemberが2018年12月11日 09:00に書いたブログ記事です。

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