箱根駅伝スタート前

photo and text by 赤様


正月恒例の箱根駅伝。


僕はいつもはTVでの観戦なのだが、

今年は現場の空気を感じようと、

5時すぎに起きて大手町に向かった。


地下鉄を降り階段を上がると、

大手町はすでに賑わっていた。

時間は午前7時前。

東の空からようやく日が昇ろうとしている時間にもかかわらず、

各大学の応援部が奏でる吹奏楽が、

オフィス街の建物に反響している。


その音に導かれるように近づくと、

応援部を中心に輪が出来ていて、

母校を鼓舞するエールが送られている。


大企業が入るビルの敷地を租借できるのも、

各大学のOBOGが在籍しているからだろう。


その脇では、

学生がつくる新聞も配られている。

自分たちで取材、撮影、組版をした新聞部員が、

こちらも選手に負けない熱さで、

通行人に呼びかけている。


newspaper.jpg

 ※箱根に合わせて各大学ともこぞって新聞を発行。

  左から明治大、早稲田大、駒澤大。


スタート地点に向かうと

沿道の人垣は4重にも5重にもなっている。

スタートシーンをこの目で見ようと、

場所取りのため朝4時から待っている者も多い。


そのおかげで、歩道は歩くスペースがないほどで、

横断歩道は封鎖、

道の向こうへは「地下道を通るように」と警備員が呼びかける。


ready.jpg

 ※スタート1分前。かろうじて選手が見える...


午前8時。

スタートの号砲が鳴る。

読売新聞社前から走り出した選手とともに、

沿道の熱気も選手を追うように伝播していく。


とにかくすごい人、そしてその熱さ。

今年のTVの平均視聴率は往路27.2%、復路28.4%にもなった。


スタートを見た沿道のほとんどは、

各自、次の場所へ移動し、また別の選手に声援を送る。


僕も5区の選手を見にいくために箱根に向かうのであった。


次回には続きません。続きは口頭にて。


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このページは、cmemberが2017年1月13日 08:58に書いたブログ記事です。

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