所変われば品変わる

以前、立ち食いそばが好きなボクが某SNSで投稿した記事に、
関西の友人がコメントしたことで分かったことなのだ。


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この写真、なんという食べ物か?
これを普通に「たぬきそば」と答えるのは、関東エリアの人。


では、これは?
IMG_0682.jpg
「たぬきうどん」と答える方が多いと思う。


だけど、関西エリアでは、最初の写真は「ハイカラそば」、
二枚目の写真は「ハイカラうどん」になるんだそうだ。

関西では「きつね」は揚げののった「うどん」のことで、
揚げののった蕎麦は「たぬき」というのだそうだ。

あれれ??

一般的にボクらが生活している関東圏内では、
「たぬき」は「揚げ玉」のことを差し、「きつね」は「揚げ」のことを差す。
それにうどんか蕎麦かを続けて、全体像が決まるのだ。
だから、たぬきときつね、そばとうどんの掛け合わせで、4つの形態が出てくるわけだ。
一般的に都内のお蕎麦屋さんで注文するとき、「たぬき」だけでは不十分で、
その後に蕎麦かうどんを付け加えないと注文が完了しない。

今回は麺類のことで、しかも関東と関西と言うザックリしたカテゴリーだったけど、
他の地域に目を向けると、このような例が他にもあると思う。
地域によって、こんなところで認識が変わるのは面白い。

こんな例が他にもある。
みんな大好き「メロンパン」。あのアミアミ模様の外はさっくり、中はしっとりのパンのこと。
以前テレビでも採り上げられていたのだが、これも関西圏の一部と四国・中国地方の一部では
「サンライズ」という名前で認識されているそうだ。
そのエリアで「メロンパン」というのは、関東のメロンパンとは違って
カカオ豆のような紡錘型をしているんだそうだ。

所変われば品変わる

常識が常識でなくなった瞬間だ。

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このページは、cmemberが2016年7月11日 08:55に書いたブログ記事です。

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