エイプリルフール

text by 赤様

世の中はジョークで成り立っている。
僕はそう思うのである。

なぜなら、
欧米では、公の場でもジョークのひとつも言えないと、
相手の心をつかめなかったりする。
有名人がインタビューされて、
記者たちを笑わせているのはよく見る光景だ。

日本の営業マンだって、
本題に入る前には、必ずと言っていいほど冗談を交え、
場を和ませてからの方が話しを進めやすい。

ビジネスであれ、友人であれ、
世の中、相手の気持ちを掴んでナンボだと思う。

そういう意味で、
ある程度までは公の場でも冗談を言うことを認めましょう
という、器量の大きい考えを持った欧米文化はすごいと思う。

毎年エイプリルフールになると、
その欧米文化にならい、
ジョークでかざったウェブサイトやSNSを見かける機会が、
日本でも多くなった。
宣伝活動の一環とはいえ、
企業の公式のホームページであり得ないことを発信するのは、
かなりの思い切りが必要だろう。

でも、振り返ってほしい。
自分たちの身の周りの人気者と言える人、
人の心を掴むのが上手い人というのは、
だいたいウソやジョークを、上手く会話に織り交ぜられる人だ。

そういう人に人が集まるということは、
みんなそういうモノを欲しているということ。

ジョークは社会の潤滑油どころか、
ジョークで社会が成り立っていると言ってもいいのでは?
と思うのである。

ウソは確かにいけないこと。
だが、使いようによっては認めようという寛容さがあったほうが、
僕らに良い影響を与えることも多いと思うのだが、
いかがだろうか。

そこまで言い切れないだろう、という意見もあるだろうが、
言い切っちゃっても、あながちウソじゃないと僕は思う。(笑)

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このページは、cmemberが2016年4月 1日 08:52に書いたブログ記事です。

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