「ありがとう」と言おう!

text by 赤様

日常生活のなかで、
「ありがとう」という言葉、使っていますか。

自分のために誰かに何かをしてもらったとき、
そのお礼を伝えるのに、
「すみません」と言ってしまう人を多く見かけます。
きっと申し訳ないと思ってしまうのでしょう。
何を隠そう、僕もそうでした。

学生時代にアルバイトをしていたときのこと。
休憩時間に職場の女性(自分の母親くらいの年齢)の方に、
お茶を入れてもらいました。

「すみません」と僕がお礼を言うと、
「すみませんと言われるよりも、
ありがとうと言ってくれるほうが嬉しい」
と言われました。

お礼を言う側の気持ちとしては、
「すみません」も「ありがとう」も同じ気持ちなのですが、
受け手にとっては、まるで感じ方が違うのだなと、
ハッとしました。

と同時に、
「他人の為になるという嬉しさ」
というのを知ってはいたものの、
皮膚感覚で学ばされた貴重な機会でした。

考えれば、
お土産を買ってあげたり、プレゼントを渡すときって、
そういう思いがありますよね。
誰かに喜んでもらうと、やはり嬉しいものです。

ある著名人がこんなことを言っていました。
「親孝行だと思ってお金を送っても、親は喜ばなかったけれど、
親を頼ったほうが、逆に親は喜んだ」と。

良い考え方ではないかもしれませんが、
ときに甘えるのも悪いことではないのだなと思います。
もちろん甘えてばかりではいけませんし、自立は必要です。
でも、人との関わり方が上手い人は、
意外と甘え上手ですよね。

きっと人間の深層心理には、
ありがとうの言葉が聞きたい、笑顔がみたい、
というのがあるのだと思います。
特に女性や年配の方は、これに敏感な気がします。

そう考えると、
この世の中の荒波を上手く乗り切っていくヒントは、
ありがとうの授受を増やすこと。
そんな気がしてなりません。

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このページは、cmemberが2015年8月14日 08:50に書いたブログ記事です。

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