text by 赤様
素朴な疑問なんですが、
経済の研究がこれだけ行われているのに、
経済が上向かないのはどうしてなのでしょうか。
たとえば医学は、医療の向上にあんなにも貢献していて、
治療や医療技術の進歩は目覚しいものがあります。
経済は、大学の先生だけでなく、シンクタンクがあったり、
金融機関や大企業にも研究員を置くところもあるほどで、
研究している人の数は、かなり多いのだろうと思います。
小泉首相のときの竹中平蔵のように、
時の総理大臣には、
経済対策専門のブレーンがいるに違いないと思いますよね。
でも、彼らが様々な手を打っているにもかかわらず、
その成果はご存知のとおり。
だとすると、
経済学というのは、未来を良くする学問ではないの?
考古学や統計学のように過去のことを検証するだけ?
なんて思うのであります。
現象を分析するだけなら経済史という学問でいいはずですよね。
人間というか、大衆の心理は、
なかなかコントロールできないのはわかりますが、
消費に対する人間の動機や、企業活動も、
それと同じことなのでしょうか。
日本では、文系の大学なら、
そのほとんどに経済学部があります。
朝の電車の中でも、
あんなに多くの人が日経新聞を読んでいます。
でも、興味深いと思うのは、この国に住んでいると、
日常で経済や政治の話しがほとんど出ませんよね。
「この国はどうなっているの?」と、
海外から来た有名人の何人かから、そんな意見を聞きました。
日本では、せいぜい、
サラリーマンが居酒屋でするくらいですからね。
ひょっとして、ホントはみんな無関心なのでしょうか。
それが根本的な原因だったりして・・・。
どなたか詳しい方、教えてもらえませんか。
とりあえず、僕も本でも読んでみようと思います。