text by 赤様
天保山と書いて「てんぽうざん」と読みます。
関西人なら知らない人はいないほど、
有名なところです。
GoogleのCMで取り上げられ、一躍おなじみとなりました。
天保山公園という公園の中にありますが、
なんと真ん前は海!
CMでも言っていますが、標高はたったの4.53m。
真ん前の海の土砂を積み上げた人工の山です。
そんな小さな山ですが、
この山には山岳会と山岳救助隊が存在するのだそうです。
そこが何とも関西人らしい発想だと、僕は思ってしまいます。
山岳会は、希望者に有料で登山証明書を発行しているらしいです。
では、山岳救助隊はどうなのか。
めちゃくちゃ興味がありますよね?
ちょっと古い記録ですが、
2008年までは、一度も救助をしていないんだそうです。
あたりまえですよね。(笑)
じゃ、なぜ山岳救助隊が存在するのか。
救助隊いわく、
「どこが山頂かわかりにくいので、助けて(教えて)あげる」
のだそうです。
笑えます。まさに関西らしいです。
でも、実際に行くと、
ふつうの公園の中での高いところ、と言った程度なので、
結構わかりにくいのだとか・・・。
そんなことをいろいろ調べているうちに、
僕も行ってみたくなりました。
ちなみに、日本一低い山を調べてみましたら、
人工の山では、
仙台市にある日和山が標高3mとありました。
国土地理院(地図の総元締めとでも言いましょうか)の地形図に
載ってない山も含めると、
秋田県の大潟富士で、なんと標高0m!
その場所は干拓されたところで地面が海面よりも低く、
そのため標高0mという山が存在し得るのです。
ちなみに地面からの高さは3776mm(ミリメートル)で、
富士山の高さの1000分の1だそうです。
自然の山だけに限定すると、
徳島県の弁天山が標高6.1mなのだそうです。
さあ、この夏の予定が決まってない方は、
これらの山に登ってみてはいかがでしょうか?
でも、くれぐれも遭難しないように(笑)。