突然ですが、私
「痛い」も「速い」も「高い」も平気ですが
「怖い」は苦手です。
以前、姉に勧められて読んだ本について
書きましたが、今回は母。
母から勧められたのは
『ボッコちゃん』星 新一・著
星 新一さんは・・・
ジャンルとしてはSF作家で、短編が数多いため
「ショートショートの神様」と呼ばれたそうです。
・・・神です。
ホームページがかわいいです。
本の内容も、かわいいです。
でも本質はものすごく怖いです。
短編集で、シチュエーションも登場人物の年代も全部違うのに
同じ感覚の怖さです。
この話を怖いと感じるのは
完全に大人になった証拠でしょう。
『戒め』的な要素がふんだんに取り入れられていて
完全に汚れた大人な私は、ブルブル震えながら読むのです。
お母さん、なんで私にこれ勧めたの?
怖いよー。
もしや、なにか深い意味を持って勧めたの?
これを勧められたとき、傍らでジル姉が薄笑いを浮かべていたのは
この内容を知っての事だったの?
もう誰も信じられなーい!
怖いよー。
って気持ちになる本でした。
もっと元気なとき(次の日が休みの金曜日とか)に読めば
楽しく読めるのかな?
精神のリトマス試験紙の様な本でした。
ジルでした。
怖いよー。