みなさんゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
私は実家に帰り、旧友と酒を飲み
はしゃぎ過ぎて記憶のないまま帰宅しました。
母親の話によると
酩酊状態で、ほぼ意識のない私を
中学校の同級生が送り届けてくれたそうです。
ありがとう、友よ。
そしてごめんなさい。
酒は呑んでも飲まれるな・・・。
そんなショックな出来事のため
帰りは逃げるように自宅に戻って参りましたが
行きの電車は
これから起こる地獄絵図もつゆ知らず
順調そのもの。
今回の帰郷の友は
『雷桜』宇江佐真理・著
でした。
時代小説ですが、
自然に囲まれての家族愛、恋愛といった内容で
女子向けと言いましょうか。
すごく読みやすくて楽しんでいたのですが
クライマックスで、話に入り込みすぎて
目頭が熱くなってきました!
普段の私ならここは
「少しくらい泣いたって誰も見てないから平気だ
この流れに身を任せてしまえ。物語に集中!」
と思うのですが
なんせ実家の3駅手前、
田舎なのでいつ知り合いに会うやも知れないこの状況で
涙は禁物だ!・・・いたしかたない(少し考え方も時代小説風)。
泣く泣く(←この涙は比喩表現)本を閉じたのでした。
私は電車の中でよく、涙を流しかけますが
(号泣してしまいそうな時はさすがに諦めます)
本を読みながら泣いている人を見たことはありません。
私が電車の中で本を読みすぎていて気づかないのか
はたまた電車の中で泣く私が変わり者なのか
悩んでもキリがないので深くは考えず
また電車の中で泣くであろうジルでした。