text by 赤様
朝青龍とともに、今、スポーツで話題を集めているハンドボール。
その事の発端は、オリンピック出場をかけたアジア予選で、
審判が中東の笛と呼ばれる中東諸国に有利な判定をしたことが問題になり、
日本と韓国が国際ハンドボール連盟に訴えたことに始まります。
国際ハンドボール連盟はこれを聞き入れ、予選のやり直しを指示。
しかし、中東諸国の役員で構成するアジアのハンドボール連盟は、これを受け入れず、
中東諸国はやり直し予選をボイコット。
そのため、日本と韓国の2カ国だけで、オリンピックの切符を争うことになりました。
1月29日に女子の試合が、30日に男子が、たった1試合で運命を決します。
場所は東京の代々木体育館。
是非ともホームアドバンテージを生かして欲しいものです。
ハンドボールをやっていた方には失礼なのですが、
マイナーなこの競技が注目を集めることはおそらく始めてでしょう。
そういう意味では、千載一遇のチャンスです。
日本のエースである宮崎大輔という選手が、
某TV番組でスポーツマンNo.1になって注目されているのも、
それに輪をかけているのでしょう。
普段はスポーツニュースでさえ報道されないこの競技ですが、
先日の試合では、彼を目当てに小さな体育館が満員になったそうです。
僕も陸上競技というマイナーな競技をしていたので、
なにはともあれ、そんな競技が注目を集めるのは喜ばしいことです。
これで出場権を得られれば、オリンピックの本番やその事前番組などで、
メディアの露出もかなり多くなることでしょう。
注目度もさらにアップして、競技人口も増えれば、
まさに「中東の笛 様々」。
サッカーや野球は、出場権を獲得しましたが、
男子バスケットは予選敗退しました。
バレーボールなど苦戦している競技もあります。
ハンドボールの選手には、この機会を逃さずに、
オリンピック出場権を勝ち取ってほしいものです。