text by 赤様
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
みなさんは初夢見ましたか？
初夢は、１富士、２鷹、３茄子が縁起がいいと言いますが、
新年最初の話題は、富士山の話しからいきましょう。
いいですよね。富士山。僕も大好きです。
ウチの前の河川敷からはその富士山が見えるんです。
冬は特に空気が澄んでいて、
風景の写真を撮ったり、星を見たりするのに適しているんですが、
それに加えて、正月は車や工場の稼動が少ないので、いっそう空気がきれいです。
ウチの前から富士山を見ると、
神奈川の西側にある丹沢山系の間から顔を出しています。
その丹沢山系までは障害物がないので、
大きくクッキリと見えます。
それは、なんだか誇らしげにも思えます。
が、この富士山。
実は麓の近くまで行くと、夜でも見える日があるのです。
どうして見えるのかというと、
雪が月明かりに反射して、青白く光るのです。
輪郭だけでなく、あの独特の形がよくわかります。
これがなんとも神秘的なんです。
新幹線の車中からでも窓越しに目を凝らすと見えたりします。
天候や、月の満ち欠けにもよりますが、
快晴で満月の夜ともなれば、それは想像以上に明るく輝きます。
この夜の富士山は、多くの写真家にも撮られています。
撮り方や、撮影地付近の町明かりの違いによって、
表情が全然違います。
ですが、どれも惹きつけられる凄味を放っています。
10年くらい前にヒットした写真集「月光浴」みたいな
雰囲気に近いでしょうか。
でも、写真と肉眼では、見え方がかなり違うのです。
その様は、神々しいというか、威風堂々というか、
圧倒的な存在感があるのです。
ぜひ一度ご覧にみてなってください。
